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経済・政治・国際

Friday, July 27, 2007

格差はイノベーションにどれだけ必要か

経団連の夏季フォーラムで、御手洗冨士夫会長が「学生を成績や論文で評価し、入社から給料に格差をつける仕組み」の導入を提案されたそうです。

現在の企業の多くは、卒業時の最終学歴によって差をつけることはあれど、卒業時や入社時の成績や論文で初任給が変わることはまずないと思います。そこにメスを入れることで、「社会正義を平等から公平に変え、それに沿った学校教育、採用試験、給料体系」にするべきだという考えのようです。
つまり、
企業人になってから「競争」するのでは遅い。その前からせっせと「競争」しておけ。その上澄みからならば、イノベーションが起こりやすくなる。
こんなイメージでしょう。
しかし、
同期入社した仲間であってもその時点から差がつくこと、それが妙な足かせになりはしないでしょうか。受けてきた教育が「リッチかリーンか」という格差の、最初の肯定です。事前の努力が報われるのは大切ですが、入社を機に頑張ろうとする人にとっては最初からレッテルを貼られた気がしないでしょうか…

年功序列制も崩れて久しいとはいえ、未だにその流れを引きずっていることが曰く「イノベーション(革新)を生まない」原因のひとつだというのですが、「成果主義」を強調する企業にあっても、競争の場を公平に維持することには、あまり熱心に触れられていないと思います。
企業が、この考えを取り入れるには、教育が「健全な競争を育める公平な場」を可能にすることが実証されてからでなければいけないと思います。

せめて、この提言が、教育を見直す根本にまで到達することを祈ります。

<日本経団連>静岡で夏季セミナー開幕
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070726-00000079-mai-bus_all